美しく 樹つる 石が根

こんにちは、“かけだしロビイスト”のチャンです。自民党の政経塾を修了していますが自民党員ではありません。普段は“会社員”、あるときは 気まぐれ移動式食堂の“雑用係”。そしてまたあるときは“かけだしロビイスト”として、拙Blog“美しく 樹つる 石が根 ”を綴っております。

「外務省も政府も良くやった!」と大騒ぎしてみてはどうか。軍艦島世界遺産登録の件。

 

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こんばんは、かけだしロビイストのチャンです。
先日、軍艦島世界遺産登録が決定しましたね。
韓国からのイチャモンと、それに対する外務省の対応が話題になってます。
私、英語が苦手なので ニュアンスがいまいちわからず、少し調べてみました。
 
まず、戦時徴用は強制労働では無いと、国際法では定義されています。
 
韓国が主張するのは、ILO (国際労働機関) の 「Forced Labour Convention (強制労働に関する条約)」でいう「強制労働(forcedまたはenforced labor)」です。
 
日本は戦時徴用については認めています。
また 戦時徴用に関しては「against their will 本人の意思に反して」「forced to work 働かされた」側面があるのだと思います。
そして、「against their will 本人の意思に反して」「forced to work 働かされた」という表現が、強制労働を連想させるとのご意見も同意できます。
もちろん賃金が支払われ、強制労働というイメージからは遠いものです。

しかしながら、繰り返しになりますが、
戦時徴用自体が この条約によると、強制労働に含まれません。
国際法違反にならないのです。
 
つまり、「Forced Labour Convention (強制労働に関する条約)」に照らし合わせると
「against their will 本人の意思に反して」「forced to work 働かされた(戦時徴用)」という表現と、「強制労働(forcedまたはenforced labor)」は、国際法上は明確に意味が違うということになります。
 
日韓どちらも、このことを理解したうえで、
韓国は日本に「強制労働(forcedまたはenforced labor)」という文言を使わせたかったが、もちろん日本は譲らなかった。
 
宇都隆史外務政務次官によると「元々日韓外相会談で合意されていたそのままのラインで決着した」とのこと。それは 上記の事実を指すのではないかと推察します。

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韓国は もちろん日本が譲らない事をわかっていて、物言いをつけた。
そして、あとから 別の土俵(宣伝戦)にて、
「日本は、本人の意思に反して働かされた事実を認めたのだから、それは強制労働と同じだ!」と、 国際法の定義を無視して、 言葉の印象を定着させようとしているのだと思います。
外務省への積年の不信感や、韓国への怒りは、私も過分に抱えております。

ただ、日本人までもが
「against their will 本人の意思に反して」「forced to work 働かされた」との表現は、「強制労働と同意じゃないか!」「外務省けしからん!」と騒ぎたてるよりも、
国際法上の強制労働と認めることなく、世界遺産登録へ 粘り強く 良くやった!良く頑張った!」と 褒めて騒いでみてはどうかと思うのです。
御存知の通り、従軍慰安婦の強制連行という捏造も日本国内の敵による創作です。

 

chan75.hatenablog.com

 今、外務省を叩くことで 反日メディアに餌を与えて 「戦時徴用=強制労働」というような印象を定着させる策動に利用されるよりは、

「戦時徴用で国家の為に尽力した日本人(当時、朝鮮人は日本人です)が居ただけですが、何か?」
「強制労働に関する条約は御存知ですよね?」
「韓国さんも その件 納得したから 世界遺産登録に賛成したんですよね〜。」
「いやぁ、我が国の外務省は良く頑張ったなぁ!」と笑い飛ばせればと思います。

 
 
もちろん、外務省や政府は 上記のような国際法上の言葉の定義や、歴史の真実を広く発信して、韓国の主張に反論せねばなりません。
加えて、日韓基本条約によって戦後補償は解決済みであることも もっと発信せねばなりません。
そのあたりの発信は足りていないと思います。

 

chan75.hatenablog.com

 

外務省も政府も良くやった‼︎
強制労働を認めなかったのは素晴らしい‼︎と騒いだ方が 韓国にとっては都合が悪いように思うのですが いかがですかね。

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そして 情報センターを設置するのであれば、歴史の真実を示す資料を、 そこに わんさか展示しましょう(^_^)
 
※画像はネット上のフリー素材を使用しています。 
 


本日の拙Blogは、尊敬する井上政典氏のBlogに触発されて書きました。
あわせて ご拝読くださいませ。

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