日本人の心遣いが奥深くて ふるえる。 同窓会 幹事としての喜び。
私事ではありますが、40歳の節目に“二度目の成人式”として、同窓会の幹事をしています。
三方を山に囲まれた 海沿いの小さな田舎町の 二つの小学校と、中学校の合同の 同窓会です。
有り難いことに、お世話になった ほとんどの恩師に出席いただけることとなり、
25年前の記録を頼りに 仲間と同級生の所在を探しました。
時には探偵の如く情報収集をし、先日ようやく 最後の一人の所在がわかりまして、全ての同級生に案内状を届けることができました。
それで、昨日 届いた返信がこちらです。
案内状は 往復葉書で送ったのですが、封書でお返事が届きました。
封筒の中には 欠席の挨拶が書かれた 案内状の返信。それと52円切手が二枚。
通常、返信のマナーとして 「行」を「様」に変更して、「御」の文字は棒線などで消しますよね。
【返信先の敬称】
返信用の宛名には、マナーとして敬称を遠慮し、名前に「行」や「宛」を付けている場合が多いです。
返信するときは「行」「宛」の字を斜線で消し、宛名の下に改めて敬称を書き加えます。個人宛ての場合は「様」、会社や部署などの場合は「御中」とします。
【自分への敬称】
「御出席」「御芳名」「お名前」「ご住所」などの「御」「御芳」「お」「ご」の敬称を消します。
一文字の場合は斜めの二重線で、二文字以上の場合は縦の二重線で消します。結婚関連では、線の代わりに「寿」の文字を使うこともあります。
往復はがきの書き方:往復はがきの仕組み、書き方・送り方、返信のマナー、年賀状ソフトで作成など往復はがき(往復葉書、往復ハガキ)の豆知識「年賀状・暑中見舞いドットコム」
もちろん、封書の中の返信は上記のように敬称を変更されていました。
では、わざわざ 52円切手2枚と案内状を封筒に入れて返信してくれたのは何故でしょう?
実は、これは 往復葉書代なんです。
「出席できずに お手間だけを取らせてしまいまして 申し訳ありません。(案内状に かかった費用は、お返し致します)」というお心遣いなのだそうです。
幹事として往復葉書の書き方やマナーを調べているときに、このような丁寧な返信の方法があることを知りました。
しかも、往復葉書も封筒に入って戻って来ましたので 消印がついておらず、
郵便局に持って行けば 確か10円で新品と交換してくれます。
もちろんそんなことはしませんが。
日本人の心遣いって凄いですね。
欠席のお返事ということで、この同級生とは同窓会で再会することはできませんが、再び繋がれたような とてもあたたかい気持ちになりました。
日本人の心遣いの奥深さにふるえた出来事でした(^_^)
“かけだしロビイスト”
“全日本 青空高く日の丸掲げ!推進委員会委員長”
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