美しく 樹つる 石が根

こんにちは、“かけだしロビイスト”のチャンです。自民党の政経塾を修了していますが自民党員ではありません。普段は“会社員”、あるときは 気まぐれ移動式食堂の“雑用係”。そしてまたあるときは“かけだしロビイスト”として、拙Blog“美しく 樹つる 石が根 ”を綴っております。

家族を守るためなら暴力も奨励する父親。(一宮市立奥中学校HP 校長室より)

1.19 朝礼 校長講話 (校長室)

昭和40年、今から50年前の話になります。
当時7歳のA君は風邪をこじらせて肺炎になりました。熱は40度まで上がり、母親が横でつきっきりになって、額の濡れたタオルを交換していました。A君の意識は、熱のためもうろうとしていました。
まだ幼いA君は、そのとき生まれたはじめて「自分は死ぬかもしれない」と思いました。そして、次に思ったことは「死んだらどうなるのか」という漠然とした不安でした。
「死んだら、僕はどこへ行くのか」
A君はそのとき、目を少し開けました。母親は目を開けたA君の頭をなぜながら、「どうしたの?」と優しくたずねました。
そこで、A君は思い切って母親に尋ねました。
「おかあさん、僕が死んだら、おかあさんはどうする?」
すると、母親は、一瞬口を結んでから、すぐに真顔で次のように答えました。「おまえが死んだら、私もすぐに死にます」
その言葉を聞いたA君はドキッとしました。
A君はそれ以後「絶対に死んではならない。また、それを口に出してもならない」と思うようになりました。それは、大好きな母親を殺すことになるからです。A君は自分の命が母親の命とつながっていることを知りました。

それからしばらくして、A君の家では父親が仕事の都合で2日間家を空けることになりました。
出発の日、父親はA君を居間に呼びつけました。そして当時9歳になったA君を父親の正面に座らせて、次のように言いました。
「これから、私は仕事で家を留守にする。今夜は、家族で男はおまえだけだから、しっかりお母さんと家を守るんだぞ!」
さて、父親が出張した晩、A君は子どもながらに考えました。A君は以前自宅の裏庭には何本かの角材が置いてあったことを覚えていたので、その中から手ごろな長さの物を持ち出し、誰にも見られないように、布団の下に隠して寝ることにしました。
万が一のときは、その角材を武器にして、悪い人に一撃を加えようと考えたのでした。
幸いなことに、角材を使う必要などありませんでした。
その日、父親の帰宅は遅かったので、A君は布団の中にいました。
すると、母親がA君のところに来て、「お父さんが帰られたから、こちらにおいで」とA君を居間に呼び出しました。
居間へ行くと、父親がA君を自分の正面に座らせました。そして、次のように言いました。
「おまえ、角材を布団の下に隠して寝ていたんだって?」
A君は自分が角材を勝手に持ち出して、布団の下に入れて寝ていたことがばれていたことに、その時はじめて気づきました。
すると、父親は「よくやった。これからもたのむぞ」とA君の頭を何度もさすり、満足そうに笑うのでした。
母親も「やっぱり男の子は頼りになるわ」と言って、満面の笑顔で食事を運ぶのでした。

それから、50年が経ち、57歳になったAさんはしみじみ思いました。
我が子に「自分が死んだらどうするか」とたずねられて、即座に「私も死ぬ」と真顔で言い放つ母親や、家族を守るためなら暴力も奨励する父親など、今の世の中では少数派です。
しかし、残念なことに、親による子どもの虐待や親を殺す子どもの話をよく耳にするようになってしまいました。
戦後70年、この国は、繁栄し物質的には豊かにはなりましたが、どこかで大切なものを忘れ、道を間違えているのではないかと寂しく思うのでした。
【校長室から】 2015-01-19 11:14 up!

一宮市立奥中学校

 

 



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二歳に満たない倅に向かって私は 、「いざとなったらお母さんを守ってくれよ」と

ときどき 語りかけています。

父母に孝ですかね。

chan75.hatenablog.com

 


家族を、特に母親を大切にする男に育って欲しいからです。
家族を守るためには 暴力も仕方ありません。
暴力を使わずに済むにこしたことはないけど、
いざというときの為に 心身ともに鍛えておいて欲しいのです。

これって国家も同じですね。









冒頭の文章は、
仁徳天皇の「民のかまど」という逸話を生徒達に教えて、
教育委員会より なぜだか「注意」されてしまった 一宮市立奥中学校校長先生のBlogです。

chan75.hatenablog.com

 

“かけだしロビイスト

“全日本 青空高く日の丸掲げ!推進委員会委員長”


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